2006年02月22日

想うからこそ

サヨナラCOLOR
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2004年 日本映画
1時間59分

監督:竹中直人
出演:竹中直人
原田知世
段田安則
配給:ザジフィルムズ

【Abaut The Film】
海を臨む病院に勤める医師・正平の元に、子宮がんを患った未知子が入院してきた。偶然にも未知子は、正平が高校時代思い焦がれた初恋の人、その当人であった。
気軽に独り身を謳歌しているかに見える正平には、長年付き合っている居酒屋の女将・聖子や、援交を申し込んできた女子高生・まなみがいるが、心の中は二十数年もの間一途に思い続けてきた未知子でいっぱいだ。
「思い出してくれましたか ? 僕のこと」
そう問いかける正平だが、肝心の未知子はすっかり正平を忘れている様子。
一方の未知子にも長年の恋人・雅夫がいた。しかし雅夫には愛人がいた。
献身的に治療を施しながら、なにかと自分を思い出してもらおうと試みる正平。始めのうちはしつこくされて迷惑気味の未知子だったが、いつしかそんな彼に心を開いていく。
化学療法が効き未知子は手術できる状態にまで回復した。自分で執刀したいと願う正平だったが、正平自身の体調を心配する後輩の医師・前田の薦めで、担当は子宮がんの権威・巌岳先生に決まった。
そして、いよいよ手術の日がやってきた・・・。
公式サイト


先日、友達と話をしていたときに、ストーカーの話題になった。
いったいどこまでがストーカーなのか。

私たちの中では「嫌悪感を抱いたらストーカー」というところで話はまとまった。

となると、正平は未知子に対して、長い間ストーカー行為をしてきたことになる。
しかし単なるストーカーでは話は成り立たないのだ。

世に言うストーカーは自己愛の人たちだ。
「相手が本当に好き」というよりは「相手のために一生懸命になっている自分が好き」。
恋する自分や、一生懸命に相手のために尽くす自分に陶酔し、
見返りを求めている人たち。
だから求めているものが返ってこないと、相手が迷惑するような行為に及ぶ。

世の中のストーカーと正平が徹底的に違うのは
未知子を本当に想って、未知子のためだけに自分の命を削っていったことだ。

世の中に「ストーカー」という言葉が定着してきた今、
誰かを想って追いかけるという行為全てが「ストーカー」とみなされる可能性がある。
分別のある人は誤解される行為を慎む。
想いを伝えて、受け入れてもらえなかったらそこで引っ込む。
これがスマートかつ、深く傷つかない愛情表現なのだろうか。

本当に相手のことを想うからこそ踏み込んでいかなければならないこともある。
たとえその場で迷惑そうにしたとしても、
自分のためではなく相手のための行為ならば、
踏み込んでいかないと始まらない。

20数年越しに届いた想い。
未知子からのプロポーズ。
なのに・・・結末は悲しすぎた。

病院が舞台の映画なのに、明るく人間を描いている。
登場人物が個性的な人たちが多いので、
さらりとした原田さんの魅力が際立っているな、と感じた。

主題歌もイイ!
竹中さんはこの曲に触発されてこの映画を作ったとか。

  
posted by ilove at 22:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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